「そんな暇あるかい!何の足しになるんや!」恐らく、多くの経営者がそう思われているでしょう。私も100%とは信じていません。そして、経営計画書を作成しただけでうまくいくというのもおかしい話です。
しかし、わたしどものお客様でも、目標数字を明確にし、それに向かって努力している会社の方が好成績をあげているように思えてなりません。当然、目標数字を明確にして、それに、向かってひたむきに努力しても、うまくいかないケースも多々あります。それが現実だと思います。しかし、しかしです。それでも、経営者は、少しでも、うまくいく可能性が高いのであれば、その道を選択しなければいけないと思います。
ところで、ここでいう経営計画書は、コンピュータで作成した、ただ数字を羅列しただけの経営計画書ではなく、そこに、「経営理念」や「社長の気持ち」が詰まった経営計画書でなければいけないと思っています。 それは、大企業と違って、中小企業は、「組織」で動くのではなく、「人」で動くものだと思います。大企業も当然、究極は、「人」なのでしょうけれども、中小企業の社長は、従業員1人1人の「顔」が見えます。「名前」が分かります。「家族」を知っています。
こういう言いまわしが、合っているかどうか分かりませんが、中小企業の社長と社員の関係は、「ファミリー」的な存在ではないでしょうか?ここでいう「ファミリー」は、「家族」という意味ではなく、ある種マフィアの「ファミリー」、日本語で言うと「○○一家」というような「運命共同体」みたいな気がしてなりません。
(注)マフィアのファミリーがどんな組織体か全く知りませんが・・・
そんな「ファミリー」に、数字だけを羅列した計画書を提示しても、誰が実行するでしょうか?そこには、ボスの熱い熱い想いが詰まっていなければいけないと思います。そうです。選挙活動に似ているかもしれません。どんなに高邁なマニフェストをだそうが、候補者がそれを熱く語り、それを率先して実行しなければ、ただの紙切れになってしまいます。
目標設定の重要性については、高杉良著の「青年社長」のモデルとなった居酒屋チェーンの渡邉美樹長は、自身の本「夢に日付を」のなかで次のように述べています。「私は、ゼロからスタートして2年で会社を作ろうと考えました。その上で、10年で会社を上場することを決めていました。私は、夢の実現の日付を、自分が死に物狂いでやり、そのいちばん短いところに設定するべきだと思います。私は夢の実現に向けて死に物狂いで働き、また、旗を振りました。」
ワタミの社長は、特別でしょうが、我々も、高校や大学に進学するときに、「あの高校に行きたい」、「あの大学に入りたい」と志望校を明確にしませんか?当然、試験ですから、うまくいく場合もあれば、うまくいかない場合もあると思います。しかし、例えば、東大に合格した方で、ただ、なんとなく高校の授業を受けていたら東大に合格したという人は、ほとんど皆無でしょう。当然、明確な目標設定がそこにあったと思います。それにより、「何をしてはいけないか」、「何をしなければいけないか」ということが明確になってくるのだと思います。
世界の成功者達に共通するものは、@目標を明確にするA目標達成の期日を設定するB3目標達成の計画を紙に書くC4朝夕その計画を音読し、かつ人に語るD5今すぐ実行だそうです。
初版 2007/12/13
12:52
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