No.179

「事業承継・社長の幸せな辞め方」   生駒 学  2008/4/2413:40


平成20年2月7日木曜日、某社長のご紹介で「社長の幸せな辞め方」というセミナーを東京まで聞きに行きました。
その「社長の幸せな辞め方」と言うセミナーは、名古屋のアタックスグループ(東京、名古屋、大阪に1,700社のクライアントを擁する大型会計事務所、コンサルティング会社で、61年の歴史、延べ1,200件を超える事業承継に携わってきたプロフェッショナル集団)が開催しているもので、昨年、法政大学大学院との共同研究で約1,400社の中堅、中小企業の後継者問題に関する調査結果をまとめ、それを発表する形で行われました。
概要をご報告しますと、まず、高収益企業ほど後継者問題の意識が高く、後継者問題を意識する年齢は50歳〜59歳。社長の交代時期は、60歳〜69歳でバトンタッチしようと考えている社長が多い。後継者の選定は、子供>社員>ふさわしい人物の順で、会社の規模が大きくなるほど、後継者は、「子供」が減り、「ふさわしい人物」が増える。創業年の新しい会社ほど、後継者は、「子供」が減り「社員」が増える。
 後継者育成にかける期間は、5年〜9年。事業承継の課題は後継者能力>ビジネスモデル>金融・財務>自社株の順で、後継者に求められる能力は、リーダーシップ>戦略的発想力>事業に対する責任>意思決定力の順。
事業承継成功のポイントは、後継者が明確な理念・戦略を持つ>社内外の人
間と交流するが最も重要で、承継不成功の要因は、後継者に経営能力がない>社内外のブレーンがいないが最大要因。
 後継者問題の相談先は、社内役員>顧問税理士・会計士>経営者仲間>親族の順だそうです。
 ところで、そのセミナーの中で、一番印象に残ったことは、 「後継者の一番の勉強は、成功者の話を聞くこと、その会社を見学に行くこと」だそうです。
 会社は、永続的な発展が可能です。しかしながら、社長は、生身の人間ですから、四苦(生、老、病、死)から逃れることはできません。いつかはバトンを渡さなければいけません。社長の選択肢は、@親族等への事業承継A廃業BM&AC上場のいずれかしかありません。
 今年は、税制上も事業承継元年になると言われています。私どももお手伝いができたら幸いかと考えています。

初版 2008/4/24 13:40

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