No.196

「事業発展の哲理」 所長 生駒 学  2008/11/1320:06


1.成長拡大させること
「成長拡大」とは、@前年よりお客様の数を増やすことAお客様に前年よりも売価、粗利益の高いものを買っていただくことB人(社員)、物(設備)、金(資本)をその成長に合わせていくことと定義づけられます。具体的には、新規お客様を開拓し、新事業、新商品開発をし、人を集め、資本の充実に励み、設備を革新していくことです。すなわち、お客様の数が増えなければ、売価、粗利益の高いものを買っていただかない限り、会社は衰退していきます。前年のお客様が1,000社で今年のお客様が1,000社、売価と粗利益が同じであれば、当然給料は上げられません。昨今の多くの中小企業が、社員数を減らすか、一人当たりの給料を減らしているのは、売価、粗利益が下がり、その上、競争激化でお客様の数も減少している原因とその結果です。これは、大型スーパーでも、街中の小売店でも、下請けの会社も、見込生産、受注生産でも、メーカーでも商社でも、古くても新しくても、業種や業態が違っても、どんな地域でもこの哲理は変わりません。

2.安定させること
「安定」とは、同じ商品、サービスを同じお客様に繰り返し、繰り返し買っていただくことです。すなわち、@繰り返しのシステムの構築A商品、サービスをどの会社より磨くことBお客様第一主義でお客様に好かれることにつきます。すなわち、ヤクルト、新聞配達、リース、レンタル収入のような繰り返しのシステムが安定を生みます。「鉄砲を売るより、鉄砲玉を売れ」です。更に、もう一つ大事なことは、「お客様に買う理由を教えてあげなさい」ということです。土用の丑の日に「うなぎ」を食べる習慣は、江戸時代、平賀源内が売上不振に悩んだウナギ屋から相談を受け、「今日は土用の丑の日」と書いた張り紙を出して宣伝して広まったそうです。(注)元々、丑の日に「う」の付くもの(うどん、うり、梅干など)を食べると体に良いという言い伝えがあり、「うなぎ」が合致したそうです。バレンタインデーも1960年頃チョコレート会社が新聞広告で「バレンタインデーには、チョコレートを贈ろう」と宣伝して、日本の文化として根付くようになったのです。現在では、チョコレートの年間消費量の4分の1がこの日に消費されると言われるから驚きです。これは、まさしくお客様に買う理由を教えてあげているのです。

初版 2008/11/13 20:05

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