現在、医療経営者の方にとって最も気になることの一つとして、来年4月の診療報酬改定があります。診療報酬は2年ごとに改定になるわけですが、過去の流れを申し上げますと、平成2年が4.0%、同4年が5.4%、同6年が5.2%、同8年が3.6%、同10年が1.5%、同12年が2.0%と、それぞれアップして来ましたが、昨年の平成14年に初めて2.7%のダウンとなりました。そして、来年の平成16年についてですが、5%のダウンという話しを耳にしますが、先日参加したセミナーでは、3〜4%程度のダウンになるのではないかとのことでした。いずれにしても今より一層厳しい年になることは間違いありません。
その上、厚生年金保険料の負担は、現在の13.58%から、来年の10月から毎年0.354%ずつ、最終的に18%になるまで引き上げられることになりそうですし、配偶者特別控除も本年をもって廃止になるなど、国民にとって負担増になることばかりですので、結果的に家計の経費見直しが行われ、その一つとして医療費の削減を考えられる方が増えれば、診療報酬の下げ幅は3〜4%だけでなく、患者さんの減少が加わり、実際にはそれ以上に大きなものになりそうです。
暗い話題ばかりになりましたので、最後に今年読んだ『「原因」と「結果」の法則』の中で、次のような一説がありましたのでご紹介して締めくくりたいと思います。「あらゆる成功が努力の結果です」というものです。環境に左右されるのではなく、気高いビジョンを持って来年も頑張って行きましょう。本年もたいへんお世話になり、誠にありがとうございました。来る年が皆様にとって最良の一年でありますように。
医療経営コンサルタント 監査第一課長 萱原 信雄
初版 2004/9/22
11:02
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