あなたの会社、人手、大丈夫ですか?
最近、お客様と話していたら、必ず、「人がいない、求人しても人が来ない」という悲鳴を聞きます。実は、私の事務所も求人をハローワークだけでなく、有料の求人ウィークリーにも出していますが、問い合わせさえありません。景気回復ということで、大企業が採用者数を増やしているため、中小企業までに回って来ないのか、それとも、人口減少社会の影響なのでしょうか?
興味深い記事がありました。2014年6月6日付東京新聞によると、15歳から64歳の生産年齢人口は1995年8,716万人をピークに減少し、2013年には32年ぶりに8,000万人を割り込んだそうです。更に、今後とも生産年齢人口の減少は続くと見られ、人手不足の流れは変わらないと締めくくっています。
話は変わりますが、先日、ビッグ・エスの元社長の大坂先生の大坂塾(6ヶ月コース)に入塾しました。入塾した一番の動機は、人の動かし方、組織の作り方を勉強したかったからです。大坂先生はビッグ・エスの元社長として、ケーズデンキを中四国に25店舗を展開し、社員892名をかかえていた社長です。スタートは、家業である長尾町の年商7,000万円のナショナルの販売店です。こう言えば、失礼な話ですが、田舎の一電器店です。優秀な社員が列をなして集まるということは考えられません。当然、求人にご苦労されたでしょうし、また、採用してからの人材教育にもエネルギーを費やしたと思います。

さて、第一回目、大坂先生は、「この社員を辞めさせたら次の社員は来ないと思って接しなさい。そして、社員に夢を与えなさい。それには、社員の要望をひとつずつ叶えてあげることですよ。当然、全部は叶えられませんが・・・・」と、おっしゃいました。私は、その言葉にハッとしました。確かに、社長は、売上があがって、利益があがって、自分の役員報酬が上がれば嬉しいにこしたことはありません。しかし、社員はそれで自分の夢が叶えられているでしょうか?中小企業は業績に貢献したからと言っても大したポストもありませんし、また、大企業並みの給料も払えません。
大坂先生は言います。「海外旅行は社員旅行が初めてという社員も少なくないですよ」
確かに、社員に夢と希望を持って働いていただくには、社員の夢をひとつずつ実現してあげなければいけません。会社の利益と相反することもあるかもしれませんが、会社としては、社員に長く働いてもらわなければなりません。まして、冒頭述べたように、人手不足がますます加速していく時代です。今いる人材を育てていくことが経営者の役割かもしれません。「ビッグ・エスの役員は全て高卒です」大坂先生が誇らしげに胸を張っておっしゃっていました。













