「もしドラとキャデラック」

先日、「もしドラ」の著者岩崎夏海氏の講演を聞く機会に恵まれました。「もしドラ」は、多くの方がお読みになったと思いますが、その著者岩崎夏海氏のお話を聞いた方はそうはいないでしょう。講演タイトルは、「なぜ、今ドラッカーが求められるのか?」
その中で、印象的なお話を二つ程ご紹介したいと思います。
GM社のキャデラックは、歴代アメリカ大統領の公用車ですが、1929年世界大恐慌の頃、キャデラックが売れなくなりました。そこで、GM社は、その対策として走行性能をUP、燃費をUP、価格をDOWNしましたが、いよいよ売れなくなりました。アフターサービス部長であったニコラス・ドレイシュタットはあることに気づきました。(人種差別の時代)GM社には「黒人には、キャデラックを売ってはいけない」という不文律がありましたが、サービスを受けに来るのは、黒人のお客様ばかり。暗黒街のボス、ミュージシャン、スポーツ選手等の黒人富裕層は白人名義のプレミア付きでキャデラックを購入していました。彼らは価格や燃費ではなく、ステータスをキャデラックに求めていたのです。そこで、ドレイシュタットは、キャデラックにつけられる装飾品を全部つけました。当然、車体は重くなり、走行性能、燃費は、悪くなりましたが、キャデラックは、GM社内で最高の利益を稼ぐ部門にV字回復し、ドレイシュタットは副社長に昇進しました。
皆さん、一年間で一番本がよく売れる日はいつかご存知でしょうか?実は、クリスマス・イブの前日の12月23日なのです。すなわち、本を読むために買うのではなく、プレゼントするために買うのです。私はこれには仰天いたしました。夏海氏は、いつも行く本屋がなぜか混んでいる、それが、クリスマス・イブの前日、23日だったのです。そこで、「もしドラ」のコンセプトが決定しました。ターゲットは、子供の教育に関心のある大人、そう言われれば、アキバ系の表紙に、主人公「みなみちゃん」の設定も納得がいきます。更に、夏海氏曰く「本は読むためのものだったら1冊、プレゼント用だったら複数冊」
だれか、「もしドラ」をプレゼントした方いませんか?まんまと、夏海氏の術中にはまってしまいました。












