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「エスキモーに冷蔵庫を売る!」

昨年は、「もしドラ」でドラッカーが大ブームになりました。しかし、みなみちゃんがバイブルとした「マネジメント」を完読した人は少ないのではないでしょうか?そういう私も、まだ、完読できていません。
先日、イトーヨーカ堂創業者伊藤雅敏名誉会長の「伊藤雅敏の商いのこころ」(2003年刊)を読み返していたら忘れ得ぬ人々約50名の中にP・F・ドラッカーの名前をみつけました。他の政治家や経済人は、「~さん」づけなのに、ドラッカーは、ドラッカー先生と別格です。心より尊敬しているのが良く分かります。伊藤名誉会長は、「数えきれないベストセラーを書かれた大学者にしては、服装に気をつかわず、食事や住宅にも無頓着で、生活はいたって質素です」と評しています。
ここで、もう一度、ドラッカー先生の考え方をまとめてみましょう。
ドラッカー先生と言えば、マネジメントですが、このマネジメントの意味は、「会社に成果をあげさせるもの」と読み替えてください。そして、会社に成果をあげさせるためには、①会社の使命②事業の生産性と働く人の達成感③社会的責任を明確にしなさいと教えます。すなわち、会社の使命(役割)を明確にすることにより、会社の価値観、行動基準、経営理念ができあがり、社風として根付きます。そして、会社が使命(役割)を実行するには、顧客の創造が不可欠です。顧客の創造と言えば難しく聞こえますが、簡単に言えば、お客様に満足していただいて支持していただくことです。お客様に満足していただくには、マーケティングとイノベーションがあります。マーケティングとは、「お客様をよく知って理解し、製品(サービス)がお客様に合って、ひとりでに売れてしまうようにすること」、イノベーションとは、「今まで知られていなかった価値を創造することで、お客様を作りだしていくこと」をいいます。
イノベーションで面白い話があります。営業マンは、一度は聞かされる名文句らしいですが、実話かどうか知りません。日本の商社マンが、極寒のアラスカで冷蔵庫は売れないだろうという思惑をよそにバカ売りした。冷蔵庫は、冷やすものという認識ではなく、食料が凍りすぎないように保存するための道具として販売したそうです。どうでしょうか?面白い話でしょう。冷蔵庫自体に技術革新は全くありませんが、お客様に新しい満足を作りだしたのです。何か、ヒントになりませんか?



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