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「会社は毎日つぶれている」

先日、某生命保険の支社長から一冊、本をプレゼントされました。それは、西村英俊著「会社は毎日つぶれている」という本で、本の裏表紙の案内文には、「会社経営は、常在戦場、毎日毎日が非常識だ。どんな斬新なビジネスモデルも少しずつ陳腐化し、トップの小さな油断は、会社に膨大なリスクとなってはね返ってくる。六千億もの不良資産を抱えた大手商社を再建した著者が語る、双日初代社長としての心構えと矜持」と書かれています。
「会社は毎日つぶれている」というのは、人は、生まれた時から死へのカウントダウンが始まるように、会社は、設立のときから倒産、廃業、消滅へシフトしているのかもしれません。著者は、具体例として、スターバックスと喫茶店を取り上げています。確かに思い出してください。街の喫茶店には、漫画本にスポーツ新聞があって、コーヒーの香りと煙草の匂い、音楽好き、本好き、理屈好きの口ひげに蝶ネタイのマスターが、サイホンでコーヒーを沸かしている。いつからでしょうか?そういう喫茶店が、一軒一軒、また、一軒、商店街からなくなっていきました。
その代わりに、現われたのが、アメリカ発のスターバックス。スターバックスは、オーダー、水、おしぼりのサービスをカット、陶器の温かみも捨てて、コーヒーは、マシンでワーッと作って、紙コップの容器、スプーンは使い捨て、したがって、水を使わない、流さない、洗わないと簡素化、そして低価格化。「コーヒーを楽しむ」から「コーヒーを飲む」という一点のみにサービスを集中したセルフコーヒーショップ。
もし、あなたが、喫茶店のオーナーであれば、どう対応しますか?
でも、本当は、喫茶店だけではないのです。常に今までと違ったビジネスモデルが、アメリカから、中国から、また、法律改正、規制緩和、人口減少により、目に見えるところで、また、見えないところで、誕生してきているのです。そして、その化け物は、少しずつ水面下で、そして、時には、暴風雨となって、我々を襲ってきます。社長は、どんなに小さな予兆にも敏感にならなければいけません。だって、最終責任は、すべて社長が取らなければいけないのですから。



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