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「本物」になるクセづけ(上)

ビッグネーム船井幸雄先生の本を読んだのは、今回が初めてで、船井幸雄先生が、どういう方なのか詳しくは知りません。ただ、日本を代表する経営コンサルタントの一人であり、本屋へ行くとその著書の数に驚かされたくらいの知識です。
ただ、以前にも生駒会計ニュースで書きましたように、10年くらい前でしょうか、本屋で立ち読みをした時に、かなり神がかっているような感じ(会社内部でもそういう批判があるそうです。)がありましたので、少し敬遠していました。
ところが、出張先で、たまたま、船井総研の元常務の佐藤芳直氏の「思いが実現する船井幸雄の60の言葉」という本を読んで、少なからず、船井幸雄先生に関心を持つようになりました。
今回、宮脇書店で「「本物になるクセづけ」という本をペラペラめくると、読みやすそうなので、ちょっと読んで見ようかなという気になりました。私が読む本の多くは、かっては、中小企業の経営者で、実体験から中小企業経営はいかにあるべきかということを書いている本がほとんどで、いわゆる経営コンサルタントを生業としている方の本は、どちらかといえば、少し敬遠していました。
ここで、恒例ですが、船井幸雄先生の略歴をご紹介しましょう。
1933年、大阪府生まれ。1956年京都大学農学部農林経済学科卒業。産業心理研究所研究員等を経て、1970年、日本マーケティングセンターを設立。1985年、船井総合研究所に社名を変更、1988年、経営コンサルティング会社として世界で始めて株式上場。“経営指導のプロ”としてコンサルティングの第一線で活躍するとともに、社長、会長を歴任。2005年1月より同社最高顧問。同社を東証、大証の一部上場企業であり、わが国最大級の経営コンサルティング会社に成長させた。現在、グループ40余社の総帥的立場にある。(株)船井本社代表取締役会長。
ところで、この本「本物なるクセづけ」は、サブタイトル「一流の人財になる97の習慣」からも分かるように、本物になるクセづけを11章にまとめ、それを97単元に分けて書いています。各章のタイトルは、
(1)長所を生かすクセづけ
(2)勉強好きになるクセづけ
(3)プラス発想のクセづけ
(4)人やものを大事にするクセづけ
(5)良心にしたがうクセづけ
(6)勇気をもって行動するクセづけ
(7)即時処理のクセづけ
(8)「平等」「寛容」のクセづけ
(9)自由を大切にするクセづけ
(10)できるだけ与えるクセづけ
(11)よく働くクセづけ
私、個人的な気持ちとしては、「本物」とか「一流」という言葉は、エリート意識を彷彿させて嫌いなほうなのですが、本の内容は、納得させられることがたくさんありました。
ここで、船井幸雄先生の「本物」という定義は、「自分のためだけでなく、世のため、人のためになることを無意識で常に行っている人のように思えます。また、世のため、人のためにならないことは、行わないようなクセづけされている人のようにも見えます。」ということです。なんか、気恥ずかしいですよね。
次号で本の内容に触れたいと思います。



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