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今月の所長の独り言

すっかり暑くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
今日は、6月21日月曜日、台風6号も無事に香川を通り過ぎていったようです。

個人事業者のお客様には申し訳ありませんが、法人のお客様には、以前より月次試算表に未来会計図表を添付してご郵送していましたが、先月号の生駒会計ニュースでお伝えしましたように、7月発送分の月次試算表からキャッシュフロー計算書も添付してお送りできるようにほぼ準備が整いました。
そのキャッシュフロー計算書には、同封のキャッシュフロー計算書の見方(案)を添付しようと思っています。
ところで、従来より添付している未来会計図表は、ストラック図表とも呼ばれ、変動損益計算書を図式化したものですが、その中でFM比率という指標があります。これは、損益分岐点比率とも呼ばれ、会社の経営の安全度をあらわします。
任天堂の損益分岐点比率は、10.4%(売上高が5620億円で損益分岐点売上高が580億円)、これは、売上高が10分の1になっても損益がトントンであることを意味します。ご安心下さい。任天堂は例外であって、上場企業の上位25位でも55%台です。
ちなみに、中小企業の損益分岐点比率の平均は、一般企業で91.1%、優良企業で80.8%、欠損企業で110.3%です。ということは、一般企業では、売上が10%落ち込んだら赤字に転落することを意味しています。
皆様の会社はどうでしょうか?
一昨年の話です(再三、生駒会計ニュースに書きましたが)が、福岡にあるT会計事務所と東京にあるK会計事務所の事務所見学会に参加しました。皆様でいうところの工場視察と同じようなものですが、福岡にあるT会計事務所(年商5億円、従業員55名)は、営業戦略に非常に熱心な事務所で、例えていえば、生命保険会社の営業所みたいな感じ、一方、東京のK会計事務所(年商6.4億円、従業員78名)は、月次試算表を大事にする事務所で、あたりまえの事を大切に行っている事務所という感じを受けました。
両事務所とも、大いに勉強させていただきましたが、私どもの事務所としては、後者の事務所をモデルにして行きたいと思っています。
ところで、私がまだ会計事務所に勤務していた時代は、右肩上がりの経済で、土地も上がれば、株も上がるし金利も上がる、経営手法は、借入をして土地を買って含み資産を作り、設備投資をして売上、利益をドンドン伸ばすというものだったと思います。東京の著名な税理士の先生が「借り入れ金利が8%で、実行税率が50%、ということは、利子は税金の立替えで4%、物価上昇率が4%以上でしたから、結論として無利子でお金を調達したんだ。」ということで、「借入をしてお金を回しなさい。」とおっしゃっていましたが、それは、売上げが伸びるということを前提としていたものだと思います。
さて、時代は変わり、売上が伸びない、減少するという流れのなかで、私たちはどのように会社を経営していったらいいのだろうかという難問につきあたりました。
その中で、京セラの稲盛和夫氏、前述の東京のK先生の著書を読んだり、お話しを聞いたりしているうちに、ストラック図表を考案した西先生等の存在を知るようになりました。その流れの中で、経営コンサルタントの一倉定先生がいらっしゃいます。その著書の中から一文をご紹介します。

支払手形
会社は借金ではつぶれない。支払手形のみが会社をつぶす危険のある唯一の資金調達法である。
ある会社にお伺いした時に、決算書を見せていただいたら、支払手形が受取手形と割引手形の合計より遥かに多額で短期借入金はごく僅かしかない。
なぜ、こんなことをするのかと聞いてみたら、「コンサルタントの先生が、支払手形は金利のつかない資金調達法だから、借入金はなるべくすくなくして支払手形を増やしなさい、と勧告されたので」という返事である。いまもって、こういた阿呆がいる。そして、これは、危険きわまりないことである。支払手形には、金利がちゃんとついているのだ。それは、買入価格の中に含まれているのことが、どうして分からないのだろうか。会社は借金ではつぶれない。支払手形のみが会社をつぶす危険のある唯一の資金調達法である。会社の安全を図るのが社長の最も大切な役割の一つであることは、いうまでもない。それには、支払手形を減らし、できればゼロにすべきである。(一倉定の社長学第一巻「経営戦略」より)

来月号より生駒会計ニュースと事務所通信がドッキングして写真入りでお届けできるようになりました。

税理士 生駒 学



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