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「経営者になるためのノート」by柳井正Ⅱ

 この本は、2015年9月にPHP研究所から出版された本ですが、2019年4月1日日経新聞の一面に「一歩踏み出すあなたに」というタイトルでファーストリテイリング(ユニクロ)の柳井正会長兼社長のコラムが掲載(先月号の生駒会計ニュースに同封させていただきました)されていたので、触発されて、再度読みたくなりました。

 今、読み返しても、「本当におっしゃる通りだな」と感服してしまいます。ただ、凡人には「わかっているけれど実行できない」という葛藤があります。また、2015年12月号の生駒会計ニュースでもこの本を取り上げています。

 したがって、タイトルはⅡ(セカンド)とさせていただきました。

 この本は社員教育用ノートとして作成された(2011年頃)もので、柳井社長は、「(飛躍的な成長をするためには)経営者としての自分が大切にして実践してきたことを整理し、社員教育をしたい。経営者200人作りを加速化したい」ということでした。いわゆる「全員経営」です。

 ある日のことです。大学を優秀な成績で卒業した新入社員が、トイレ掃除に対して不満を言ってきました。「どうして大学を優秀な成績で卒業した自分がこんなことをするのか、自分は経営者になるためにこの会社に入ったのであって、トイレ掃除をするためではない」柳井社長はその言動に対して厳しく叱りました。

 「目の前の一人のお客様を大切にできない人が、何が経営者ですか。そんな人が、世界中の人を喜ばせることなんてできるわけありません。」世界のトップを走っている柳井社長でさえ「トイレ掃除」の重要性を説きます。当然、「トイレ掃除」は物事の象徴なのですが、驚かされます。

 どうでしょうか?我々も「働き方改革」で労働時間の削減が問われています。社員の中からは、「朝礼や掃除、木鶏会、経営方針発表会等の時間を削減したらどうか?」という意見も出てきます。当然、検討は必要かと思いますが、我々の事務所が成長できたのは、朝礼や掃除、発表会等に取り組んできたからに間違いありません。

 物理的に考えれば、朝礼や掃除、発表会等の時間も仕事をした方がいいのに決まっています。頭が良い人ほど、そういうロジックに入ります。ただ、そういうベーシックなことをないがしろにして、会社は持続的な成長は不可能でないかと思っています。

 何故なら、会社は、人の集合体です。考え方は百人百様です。組織が最大限の力を発揮するためには、一致団結して動かなければなりません。「私は掃除は嫌だ」、「朝礼、木鶏会なんて馬鹿げている」まして、「経営理念なんか私にはいらない」と言い出すと、会社は失速していくと思います。

 柳井社長流に言うと、会社はオーケストラです。社長は指揮者です。社長がクラシックをやろうというのに、私はジャス、私はロックと言い出せば、どんなに演奏技術が上手くてもいい音楽は奏でられません。

 一介の税理士の言うことなんか信用できないでしょう、是非、柳井社長の「経営者になるためのノート」を読んでみてください。お勧めです。

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