【代表の独り言】「山本って、誰?」その3 ~怒涛の入社編~
生駒会計の山本です。
さて、今回はなぜ、私が生駒会計に入ったのかについて、お話したいと思います。
前回「当初生駒会計の印象はあまりよくなかった」という話をさせていただきました。というのも、生駒会長は税理士会にも、法人会などの会合にも一切出席していなかったことから、生駒会長と面識のある人が少なく、かくいう私も若いころに調査でお会いし、顔を知っている程度で、独立系といいますか、業界の一匹狼的な印象があったからです。
実は生駒会計は今でも、国税局界隈及び税理士業界の間では「謎の組織」で通っており、「事務所の名前を書いた車がやたら街中を走っているけど、何をやっているんだろう」というのが正直な感想だと思います。
さて、税務署を退官し「ちょっとのんびりして税理士としてぼちぼち仕事をしようかな」と思っていたある日、突然私の元上司から連絡がありました。話をきいてみると「生駒会計に来ないか」というのです。
「なぜ私?なぜ生駒??」というのが率直な気持ちでした。
また生駒会計が、東京の古田土会計のグループであること、生駒会計は顧問件数、従業員数でも香川最大級の事務所であることをその時はじめて知り、正直「そんなところ私にはとうてい無理」と思い、すぐにお断りしようと思いました。
そこでまず、なぜ私なのかをききました。真相はこうです。古田土会計の古田土先生から「国税OBの税理士を入れた方がいいのでは」と生駒会長に提案がありました。そして古田土先生の後輩の先生と懇意にしていた私の元上司が依頼を受けたことに端を発し、私が退官したばかりであることを思い出した元上司が話をもってきた、というわけです。
古田土先生のことは、失礼ながら全く存じ上げておりませんでしたし、まして謎の組織に入るというのは大変に抵抗がありました。
元上司からは「生駒会長が古田土会計の傘下に入ったのは、古田土先生の理念に心酔したからだ」ということを聞き、がぜん、謎の組織のトップが心酔した古田土先生、古田土会計に興味がわきました。本やYouTubeを拝見し、「既存の会計事務所とは目指すところが全く違う、その理念には素晴らしいものがある」という思いに至り、「ここで働いてみるのも自分にとって得るものが大きいのではないか」と思ったわけです。
結果、この話をお受けすることにしました。
その後、生駒会長、三好社長に実際お会いしたところ、とても細やかな気遣いをされる姿勢に恐縮すると同時に「さすがこれだけの組織を作った方々だな」という迫力というか気概を感じました。さらに、古田土先生にもお会いしましたが、全く考え方にぶれのない、信念を貫く姿勢に感じ入り、「お話をお受けして本当によかった」と思った次第です。
なお、実際に入ってみますと、謎の組織とは国税をはじめ一部の間だけの話で、企業の経営者様や銀行の間では非常に名の通った組織であり、内部的にも統制が取れ、必要と思われる部署はきちんと設置されている、むしろ先端をいく事務所でした。また従業員の皆さんも、知識も意欲も高い素晴らしい方々ばかりでした。
むしろ会計業界の経験がない自分が恥ずかしいくらいで、そんな私を偏見の目もなく迎えてくれた生駒会計の皆さんには感謝しかありません。
また、それもこれも「お客様に喜んでいただきたい」という思いが、自然と『人に優しい社風』を造っているのだと気づき、「社員の皆のため、ひいてはお客様のために頑張っていかねば」という思いをいっそう強くしている今日この頃です。