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【会長の独り言】「残された家族が苦しまないように」~小林亜星先生も大変です~

 私も会計事務所を構えて30年を超えました。また、この業界に入って40年弱、多くの相続等の現場に立ち会ってきましたが、やはり、一定の確率で、相続財産、事業承継等をめぐって、親子、兄弟間の確執、あつれきが発生します。よく、生前に遺言書を書くようにとTV、雑誌等で特集が組まれていますが、私も全くその通りだと思っています。自分は、まだまだ若い、元気だ、現役だと言っても、人の命はわかりません。私は相続税のセミナーで公正証書遺言の重要性を必ず話しますので、先ずは「隗より始めよ」ということで、今から12年前、私が52歳の時に公証役場で公正証書遺言を作成しました。

よく遺言書なんて縁起が悪いからとおっしゃる方もいますが、こう考えたらどうでしょうか?貴方は、火災保険、生命保険、自動車保険に入っていませんか?火災保険に入ったらご自宅が火事になりますか?自動車保険に入ったら自動車事故を起こしますか?生命保険に入ったら縁起が悪いですか?もしもの時の備えです。

また、もうひとつの問題、財産をどのように相続させるかについて、家族会議を開いたら、それだけで家の中がガタガタするとご心配の方がいらっしゃると思いますが、お子様にお伝えせず、ご夫婦で相談して、また、ご自身だけで作成することも可能です。一番大事なことは、お元気なうちに公正証書遺言を作成することです。認知症になったら、遺言書を作成することさえできなくなります。「まだ決められない」とおっしゃる方もいますが、公正証書遺言は何度も作り直すことができます。相続の時は、最新の公正証書遺言が有効になります。また、公正証書遺言の作成費用ですが、配偶者へ7,000万円、長男へ6,000万円の財産を相続させる(相続人2人、相続財産1.3億円)場合には約90,000円程かかりますが、生存中は有効なので、遺言を作成してから20年後に相続が発生したと仮定したら年間4,500円のコストです。

 ただ、単に公正証書遺言を作成していたらいいのかという問題もあります。一番の問題はは遺留分です。上記のケースでは、相続人の法定相続分は2分の1、すなわち、各々6,500万円の法定相続分を有しますが、遺留分はその1/2の3,250万円になります。遺留分は、遺言によっても奪われない最低限の遺産を受ける権利を言います。したがって、基本的には、争う余地もありません。遺言書を作成する時は、遺留分を念頭に置いて作成してください。

 少し、生々しい話です。昨年5月に作曲家の小林亜星先生がお亡くなりになりました。小林亜星先生と言えば、「この木何の木、気になる木♪」、「北の宿から」等の名曲を世に送り出し、また、TVドラマ「寺内貫太郎一家」でお茶の間でもおなじみになりました。週刊誌によれば、家族関係が複雑で、前妻の間に子供を2人もうけましたが、10年の別居生活後離婚。その後、現在の奥様と結婚、二人で40年間連れ添ってきました。亜星先生は離婚後も毎月60万円の生活費と養育費を何年にもわたって渡し続けましたので、残された財産全部を現在の奥様に相続させたいと考えて遺言書を作成しました。相続財産は4億円、法定相続分は現在の奥様が2億円、お子様各々に1億円ずつです。現在の奥様に4億円を相続させたとしても、お子さんは法定相続分の2分の1の5,000万円の遺留分があります。どうやらこの5,000万円をめぐってトラブルになっているという報道です。

 税理士法人生駒会計では、公正証書遺言の専門家を招いて、毎月1回「相続、事業承継個別相談会」を無料で開催しています。是非、お気軽にご相談下さい。チラシ同封しています。

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