【社長の独り言】「生駒グループの事業承継について」(権限移譲)
前月の生駒会計ニュースで生駒会長から国税OB 3名の顧問を紹介させていただきました。
令和3年7月に「生駒学税理士事務所から税理法人生駒会計」に組織変更を行いましたが、まだまだ生駒会長の個人事業の色合いが強く、組織での運営には程遠い状態でした。古田土会計からは、「組織の力」で発展するよう教えをいただいていましたが、「果たしてどこから手を付けて良いのか?」正直、頭を悩ませていました。
今年の夏に交代で、リーダー職以上の幹部社員に古田土会計にて2泊3日で研修に参加してもらいました。参加した社員は、多くの感銘を受けて帰ってきてくれました。古田土会計での3日間は、私の想像以上で、古田土会計から感銘とともに「やる気」も持って帰ってきてくれました。
「鉄は熱いうちに打て」ではありませんが、今がチャンスと生駒会計の組織変更に着手しております。ゆっくりでありながら権限移譲は前に進んでいましたが、それでも、生駒会長が多くの物事を決定していました。当然ですよね、生駒会長の個人事業なのですから!全員で会長の「右向け右」の号令に従ってきたわけです。
遅ればせながら、11月から各部門で「プロジェクトチーム」を作っていきます。議論をしてもらい、事務所運営の提案を出してもらいたいと考えています。社員の気持ち・考えが経営に反映できるように体制を作ってまいります。プロジェクトチームは「総務関連・システム関連・業務改善 等」を予定しています。忘れてはならないのは「経営方針発表会」のプロジェクトチームです。コロナ禍の影響で、令和1年11月を最後に開催出来ていませんが、今回は4年半ぶりに令和6年6月を目途に経営方針発表会を開催する予定です。発表会の形態はまだ決まっておりませんが、プロジェクトチームに頑張って準備をお願いしたいと考えています。
ここにきて、組織改革を進めるうえで強力な助っ人が現れました。今年の10月4日から顧問としてお迎えした前徳島税務署長の山本光則先生です。今年の7月まで200人の組織の長として組織を運営していたキャリアは、やはり伊達ではありません。大局的な視点で、随所に組織改革のアドバイスをいただいています。
今までよりも風通しの良い組織づくりを、自由に意見を出し合う環境を目指して一歩一歩、前を向いて進めております。まずは、今年の忘年会から変えていこうと思います。今までは、お店選び・余興・運営も生駒会長が決めていました。今回は、予算は決めましたが、後は全て中堅・若手社員の兄貴分の渡邊副部長に一任しました。メンバーも渡邊副部長の人選で男性1人と女性3人の合計5人で決まりました。5人の中には昨年入社の女性社員も含まれています。古田土会計での研修で驚いたことの一つに、研修の案内係は入社して半年や2年未満の若手が努めてくれました。新人にも古田土イズムが浸透していますので、話の内容もぶれませんし、鍛錬の賜物でしょうが実に堂々とされていました。私達も、若い社員にどんどんとチャンスを与えていきたいと思いますし、お客様や人前でもキチンと自分の考えを伝えることが出来るように教育してまいります。
まずは、「ぶれない理念」を基本に、ベテラン社員から若手社員、アシスタントさんまで共有出来る環境を作ってまいります。
今年の忘年会は、生駒会長も私も指定された場所に座るだけとなります。後は、全てメンバーの社員にお任せです。些細なことかもしれませんが、風通しの良い会社づくりの第一歩となればと願っております。
日本の企業の内99.7%は中小企業です。これからも、中小企業で働く社員の方とその家族の幸せを実現するために、全職員一丸となって取り組んでまいります。
今後とも生駒会計グループを宜しくお願いします。