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カメラを止めるな!でも、赤字は止めろ!

皆様、上田慎一郎監督の「カメラを止めるな!」は観ましたか?私は昨秋、高松東イオンシネマで観ました。総予算300万円の映画が累計興行収入30億円、観客総動員数も200万人を突破しました。それだけでも観に行く価値があると思いませんか?

さて、今回の生駒会計ニュースのタイトルは「カメラを止めるな!でも、赤字は止めろ!」です。私も、この会計業界に身を置いて、(勤務時代を含めると)約35年位になりますが、いつも思うことは、中小企業の社長は赤字を垂れ流しをしているのに、なかなか、その事業から撤退することができません。

社長の熱い思い、プライド、世間体、「何とかてこ入れしたら、どうにかなるだろう」という楽観主義的発想、「ここまでお金をつぎ込んだのだから、もはや撤退はできない」という悔しさ・・・。でもうまくいかないものは、絶対、うまくいきません。

 私どもはタナベ経営(故田辺昇一が1957年に創業した経営コンサルタント会社、年商87億円、社員数345名、東証1部上場)と経営塾を開講していましたが、その時にタナベ経営の中東取締役がおっしゃっていました。「タナベ経営には3年やってダメなものは撤退するという社内ルールがあります。」

 

中小企業の社長に言わせていただきます。「3年経ってもダメなものは潔く撤退する」と腹をくくったらどうでしょうか?但し、「あきらめろ」という話ではありません。どうしてもという思いが強いのであれば、成功しなかった理由を分析して、数年後、ヒト、モノ、カネ、情報を用意して再チャレンジしたらどうでしょうか?とりあえず、一旦、撤退する。

ユニクロの柳井正会長兼社長は、平成18年4月に出版した本のタイトルは「1勝9敗」。本の冒頭に「経営は試行錯誤の連続で、失敗談は限りなくある。商売は失敗がつきものだ。10回新しいことを始めれば9回は失敗する。・・・」どうですか、あのユニクロの社長でさえです。大分昔のことですが、高松の空港通り、木太町7区にもユニクロの店舗がありましたよね?儲からないとみると、あっという間に撤退しました。

 私の経験でも、飲食店を2店舗経営していた会社が1店舗に集約することにより、経営自体は楽ではありませんが、とりあえず、赤字経営から脱却できました。また、食品卸売業を営んでいた会社が高松市内に飲食店を出店しました。開業当初より赤字続きです。社長は、見栄もあり、違約金の問題もあり、撤退を渋りましたが、撤退することにより、会社は見事にV字回復です。

 よく中小企業の社長は、本業の調子が悪いから、新規事業に打って出ようと考えます。大企業、中堅企業であれば、体力もあるので、果敢な挑戦も評価しますが、中小企業は元々体力がありません。うまく行けばいいですが、「1勝9敗」です。そんなに新規事業は甘くありません。3年経って採算に乗らないのであれば、勇気ある撤退です。考えてください、出血しているケガ人にどんどん輸血しても意味がありません。最初にすることは止血です。会社も全く同じです。「思い(事業に対する)は止めるな!でも、赤字は止めろ!」です。

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