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【所長の独り言】一倉定の社長学 by作間信司

確定申告も終わって、会計事務所は一息ついたところですが、日本も世界もコロナウイルスで大変なことになってしまいました。東京オリンピックも延期です。本当に世の中何が起こるか分かりません。我々は一日も早い終息を願うことしかできません。

さて、先日、宮脇書店で日本経営合理化協会専務理事の作間信司著「一倉定の社長学」という本を買いました。一倉定先生と言えば、多くの経営者、経営コンサルタントに影響を与えた先生ですが、1999年(平成11年)にお亡くなりになりました。私は直接、お会いしたこともなければ、お話をお聞きしたこともありません。

作間信司著「一倉定の社長学」、結論から言えば、是非、経営者の方、後継者の方、一度お読みいただいたらどうでしょうか?社長にとっては耳の痛いことばかり書かれていますが、なかなか社内に社長に対して意見できる方はいらっしゃいません。

もう一つは、中小企業の経営者の目線でお話をされている。作間専務はこう表現しています。「若い社長にしてみれば、アメリカの最新ビジネススキルや憧れの社長が語る成功ストーリーであるため自社に取り入れIPOに突き進みたい衝動にかられるのはわからないわけではない。しかし、冷静に考えてほしい。サッカーであれば県大会、国体に出るチームがワールドカップの優勝チームに挑むようなものである。練習方法さえ参考にならないこともある。」その通りだと思います。中小企業は中小企業の戦い方、チーム編成があると思います。それを無視して、大企業の真似をしても現場が混乱するだけだと思います。なぜなら、「ヒト」、「モノ」、「カネ」の経営資源があまりにも違いすぎます。また、中小企業の内部は、同族であるが故に、理屈ではわりきれない、もっとドロドロとした愛憎渦巻くものがあります。嫁姑の関係と同じです。理屈では割り切れません。

一倉定先生の信条は「絶対に会社を潰してはいけない」。そのためには、支払手形ゼロを目標とする。また、完全無借金経営や実質無借金経営(現預金-借入金=プラス)にする。経営分析的には、過剰流動性(会社にムダなお金を持ちすぎている)ということになりますが、いざという時に中小企業は誰も助けてくれません。また、大企業の社長は業績が悪いと交替ですが、中小企業の社長は業績が悪かろうが、マウンドに立ち続けなければなりません。そして、何かあれば身ぐるみ剥がされてしまいます。

更に、一倉節は続きます。

「捨て去ることこそ革新の第一歩」確かに、社長族は攻めることは得意ですが、いざ、撤退ということになれば、なかなか踏み切れません。赤字を出し続けている店舗、事業でも、売上が下がることへの恐怖、愛着、世間体があり何かと理由をつけて先延ばしにします。心当たりはないですか?

また、「社長は社長業に徹しろ、名誉職をやめないと指導もしない、どうしてもやりたいなら社長を辞めてからにしろ」と強烈です。

更に、「良い会社とか悪い会社とかはない。あるのは良い社長と悪い社長である」すなわち会社はリーダーの在り方次第でどうにでもなる。社長室が立派すぎる会社も酷評です。社長の真の定位置はお客様のところだからです。プレジデント社より「1800円+税」。

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