教訓 新型コロナウイルス
新型コロナウイルスが猛威を奮っています。2020年2月24日現在国内感染者838人(クルーズ船含)、中国では感染者7万7千人、死者は2,500人超、また、お隣韓国でも感染者は763人に上っています。政府は感染防止よりも重症化防止にシフトを変えたようです。この生駒会計ニュースが皆様のお手元に届くのは1ヶ月後の3月25日前後、新型コロナウイルスはどうなっているのでしょうか?
さて、私どもの事務所は高松市中心部にあり、丸亀町商店街まで徒歩5分です。ご存知のように、高松はソウル、上海、香港、台湾と直行便で往来可能で、商店街も大勢のアジア系の団体客が歩いていました。今、その光景は全く見なくなりました。薬の安売りで有名なダイコクドラッグ(全国チェーン)は、昨年、インバウンドを期待して、高松市内の店舗を1店舗から4店舗に増やしましたが、今や見る影もありません。あんなに中国人で賑わっていたのにガラガラです。
昨年2019年、日本全体の訪日客3,188万人の割合は中国30%、韓国18%、台湾15%、香港7%で全体の70%を占めています。この観光客がいなくなったのです。新型コロナウイルスが日本経済に与える影響は相当大きくなりそうです。
我々、中小企業の経営者にとって、企業経営はリスクの塊です。経営コンサルタントの一倉定先生は「電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも社長の責任である」と喝破しましたが、すなわち、良い時も悪い時も結果に対する責任は社長が負うと言うことです。振り返れば、1990年から始まったバブル崩壊、1995年阪神・淡路大震災、2008年リーマン・ショック、2011年東日本大震災、人智の及ばない出来事ばかりです。
今回の新型コロナウイルスもそうです。それでも、我々中小企業は生き残っていかなければなりません。会社がひっくり返って一番惨めな思いをするのは社長ですが、ご自身の奥様、お子様、長年働いてくれた社員、社員の家族も守っていかなければなりません。
今回の新型コロナウイルスがどこまで、我々の会社に影響を与えるかまだ分かりません。しかし、社長は120%の勝負をしてはいけないということを教えてくれます。こう言えば怒られるかもしれませんが、「身の丈にあった勝負」、「失敗しても再チャレンジできる勝負」、「80%の勝負」で辛抱すべきです。100%の成功が約束された事業なんか絶対ありません。ユニクロの柳井正社長の本のタイトルは「1勝9敗」です。
もうひとつ大事な事は、会社にとって「利益」は大事ですが、「利益」よりも大事なものがあります。それは「キャッシュ」です。「利益」で「損失」は穴埋めできません。「損失」を埋めてくれるのは「キャッシュ」です。銀行はお金を貸すのが商売ですので、貸してはくれますが、返済が怪しくなると手の平返しです。そうです。銀行に借金の返済をするのも「利益」ではなく「キャッシュ」だからです。我々経営者は、会社若しくは個人に返済不要の「キャッシュ」を蓄えていかなければなりません。そして、会社は「勘定合って銭残る経営」にしなければいけません。どうしてか?世の中は何が起こるかわかりません。そして、そのリスクをヘッジしてくれるのが「キャッシュ」だからです。







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