2020年7月16日 融資
もし、資金繰りが悪化すると、例え黒字の会社であっても、倒産の危険性が・・・。
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もし資金繰りが滞って、経費や給与などの支払いがスムーズにできなくなると、会社は借入などで資金を調達しなければなりません。その際の借入れができればいいのですが、もし借入ができなかった場合は、倒産の危険に追い込まれる可能性が出てきます。
損益計算書では黒字の会社でも、資金繰りが悪いと倒産する場合もあります。その理由は、入出金にタイムラグがあるからです。
例えば、多くのビジネスでは、売上げが現金化されるよりも先に、商品を仕入れる費用や毎月発生するテナント賃料などを支払いますよね。つまり、お金の流れは入ってくるよりも出て行く方が先になるということです。このお金の出入りにタイムラグがあるため、手元の運転資金に余裕がなく支出が重なった場合に、黒字であっても倒産してしまうのです。
売上げの急激な減少による資金繰り悪化を改善するには、利益をアップさせるための営業や販売を強化すると同時に、利益の減少に応じて固定費の見直しを行う必要があります。オフィスを小さくしたり、不要な設備をカットするなどしてスリム化を図りましょう。
売上げの急激な増加による資金繰り悪化を改善するには、大口の受注をしても資金繰りに問題がないかを検討する必要があります。また、受注をすることによって一時的に資金繰りが厳しくなることが予想される場合は、銀行に資金調達の相談しておくことも対策の一つです。
過剰な投資による資金繰り悪化を改善するには、収益性の低い資産は手放すことを検討する必要があります。また、未然に資金繰り悪化を防ぐためには、投資をする場合に借入れを利用しないことや、借入割合が低くすることが必要です。
これを防ぐには、取引きの際に与信審査を徹底して行う必要があります。同時に、売掛金元帳を作成して管理することで、売掛金の回収状況を把握することができるのです。
過剰な在庫によって起こる資金繰りの悪化を改善するには、在庫管理を徹底すると同時に、売れ残った在庫を処分するべきです。不良在庫を保管していても、コストばかりがかかってしまいますので、販売価格を下げるなどして処分しましょう。
会社にとって資金繰りの悪化は、致命傷になってしまう危険がありますので、常に適切に管理しておく必要があります。とは言っても、資金繰りが悪化する原因に対する対策はありますので、まずは資金繰り悪化の原因を探ってみてはいかがでしょうか。
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